この疑問に回答します。
初めての水草は、定番の金魚藻と呼ばれるアナカリス、マツモ、カボンバから選択すると思います。なかでも、一番簡単に育つのがアナカリスです。
- 何故、アナカリスが一番いいのか?
- マツモとカモンバの違い
- 国産・輸入で何が違う?
- 買ってきた国産・輸入アナカリスはどうなる?
- 環境に適応したアナカリスの育て方
何故、アナカリスが一番いいのか?
アナカリス、マツモ、カボンバは、何処でも売っていて他の水草と比べると安価に入手することが出来ます。3つとも育てるのが容易だと思われていますが違います。
マツモ、カモンバは繊細で葉がスグに千切れて水中に漂います。漂った葉を放置していると腐って水を汚します。だから、小まめに手入れをする必要があるのですが、千切れた葉は細かくて掬い上げるのが面倒です。
その点、アナカリスはダメージを受けても葉が分離しずらく、分離したとしても時間が掛かります。小まめにメンテナンスをする必要がなくとても容易です。
また、アナカリスは浮遊性で水中を漂って成長します。水中に漂わせているだけで勝手に成長します。
手間を掛けず、放置してても何とかなるアナカリスが一番おススメです。
マツモとカモンバの違い
見た目が良く似ているのがマツモとカモンバです。初めのうちは見分けがつかないと思います。見た目がそっくりですが生態が違います。生態が異なっているので育て方が全く違います。
- マツモは浮遊性で水中を漂って成長
- カモンバは土に根を貼って成長
マツモは、水の中に浮かべていれば成長しますが、カモンバは植え付ける必要があります。カモンバを植え付けず、水中に漂わせていたらスグに枯れてしまいます。
国産・輸入で何が違う?
アナカリスを購入することに決めたとして、アクアショップに行くと国産と輸入品(外国産)の2種類が売っています。国産と輸入品(外国産)は並んで売っておらず、売っている場所が違う場合が多いです。
- 国産は水槽の中で優雅に育てられている
- 輸入品(外国産)はパック詰めされて無造作に売られている
また、値段も2倍の差があります。違いは何でしょうか?
国産の水草は無農薬で育てられ、輸入品は農薬が使われています。
無農薬で育てられた水草は買ってきてスグに水槽に投入できますが、農薬が使われていた水草はスグに水槽に投入できません。なぜなら、残留農薬が時間を掛けて水中に放出されます。そのためエビや、小さな魚は農薬で死んでしまいます。
輸入品(外国産)の水草は、生体が死滅しないように残留農薬を除去するための作業が発生します。
国産で無農薬の水草は、農薬を使っていないのでスグに水槽に入れる事が出来るのですが、スネールと呼ばれる貝が混入してくる事がよくあります。スネールとは貝の名前ではなく、邪魔な貝の総称です。スネールは勝手に増えていくので気づいたら大量に沸いている事があるので厄介な存在です。
私は国産よりも輸入品(外国産)の方が好きです。スネールの混入を防げますし、何より安いからです。
買ってきた国産・輸入アナカリスはどうなる?
国産・輸入とも同じ水草です。
育った環境が違うだけ違いはありません。国産だから状態が良いとかはありません。好きな方を購入してください。国産だから状態が良いとは限りません。
購入してきたら水草は、環境が大きく変わるためダメージを受けます。国産・輸入とも、しばらくすると葉の色が抜けて白くなり溶けていきます。
実際は、葉が茎から分離しているだけです。色が抜けるので見づらくなるので【溶ける】表現します。
しかし、アナカリスは環境変化への適応力が高く、成長がとても早いです。葉が枯れると同時にで新芽が出てきて成長を始めます。この新芽は自宅の環境に適応した新芽なので枯れずに成長することができます。
環境に適応したアナカリスの育て方
購入してきたアナカリスは国産・輸入品とも、少しづつ溶けてしまいます。溶けると同時に新芽が出てきますので、この新芽を大事に育ててください。
生体が居ない水槽にアナカリスを入れて日光が良く当たる所で放置してください。そうすると環境に適応した新芽が大きく育ってきます。この育ったアナカリスを水槽に投入してください。
つまり、水槽に投入出来るのはには時間が掛かります。しかし、その後の手間は全く掛かりません。放置していても成長を続けます。
以上、「【国産・輸入】 どちらも買ったアナカリス(オオカナダモ)は溶ける」という記事でした。
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