この疑問に回答します。
私が家庭菜園で利用している循環式の水耕栽培装置について説明します。一回作れば毎年利用できるのでとても便利です。家庭菜園で鉢植えのデメリットを感じている場合は、水耕栽培にステップアップされることを、おススメします。
- コンテナ水耕装置の作成
- 動作確認
私は、この水耕栽培装置を何年も利用して家庭菜園を行っています。
経験を含めてお伝えしますのでお役立て下さい。
コンテナ水耕装置の作成
- 塩ビパイプのカット
- コンテナの穴あけ
- コンテナと接手を接合
- オーバーフロー用の加工
- コンテナ蓋の加工
- 接手とコンテナの接続
- 各パーツの連結
塩ビパイプのカット
塩ビパイプをカットします。カッターをセットして締め付けながらグルグルと回すと簡単に切断できます。
今回は7cm位で全てをカットしました。排水用に使う縦のパイプの長さを7cmにすると液面の高さが丁度よくなります。
塩ビパイプを切断するために使います。ノコギリを利用すれば切断は可能ですが疲れますし、切断面を綺麗にするためにサンドペーパーでゴシゴシするのも面倒なので専用器具を購入しました。
コンテナの穴あけ
コンテナボックスの側面に6ヵ所、底面に1ヵ所に穴を開けます。
まずは、貫通させる位置を決めるため印を付けます。
接手を仮置きして位置を決めています。中心辺りにペンで印をつけました。
目印を付けた所をキリで穴を開けました。
キリで開けた穴は小さいのでドライバーをグリグリと押し込み穴を大きくしました。
ココで機械の登場です。ホールソー(20mm)をセットした電動ドライバーで貫通させます。
当初はリョービの製品を検討していましたがエントリー用は回転速度を制御出来ないみたいなので、こちらを選択しました。今までの経験上、回転速度を調整できないと不便を感じることがおおいです。
塩ビ継手の外径は約21mmです。ホールソーは水漏れ防止のため少し小さめの20mmを選択しました。ネジをグリグリと回せば問題無く接続できます。
関連記事 Amazonチャージで1000円キャンペーン中。お得に買う方法貫通させた穴の様子です。
コンテナと接手を接合
コンテナボックスの外側から接手を差し込みます。差し込むときに、ゴムパッキンを挟みこんでください。もし、開けた穴が小さかったとしても、ネジ部をグルグルと回せば進んでいきますので問題ありません。逆に大きいと水漏れの原因になるので注意してください。
コンテナボックスの内側も、ゴムパッキンを挟んでから接手同士を力強く締め付けていきます。
手による締め付けでも両側からゴムパッキンを挟みこむことにより、貫通部にコーキング剤を付けなくても水漏れしません。
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塩ビ接手「TSバルブソケット」ネジ部の外径は約21mmなので、ゴムパッキンは内径が22mmのものを選択します。
今回利用したゴムパッキンは「SANEI(三栄水栓製作所)」の「補修ユニオンパッキン」です。
「PP40-30X22」と「PP40-32X22」を利用しました。どちらも内径は22mmです。
違いは直径(32mm と 30mm)の違いです。
使った時にはみ出す部分が多いのが「PP40-32X22」。少ないのが「PP40-30X22」です。
オーバーフロー用の加工
コンテナボックスの1つだけに底面の1箇所に排水用を作ります。オーバーフローさせる仕組みに利用します。
(写真は塩ビパイプを、まだ接続していません)
コンテナ蓋の加工
苗を安定させるため、小さな鉢に植えてからコンテナボックスに設置します。コンテナボックスの蓋に大きな穴を開けるために利用します。
接手とコンテナの接続
各コンテナボックスの作業が終わりました。
各パーツの連結
後は、専用接着剤を使い「塩ビパイプ」と「継手」を繋ぎ合わせます。
関連記事 Amazonチャージで1000円キャンペーン中。お得に買う方法オーバーフローさせる部分はコンテナ内に、後はコンテナ外に塩ビパイプを接着させます。
接着部分が乾いたら各コンテナボックスをホースを繋げます。
ホースは接着材で固定しません。グリグリと押し込めば漏水しません。
オフシーズンには分解できるので移動が楽です。
動作確認
- 漏水チェック
- 苗を置いた時の様子
漏水チェック
画面右下の下部コンテナボックス内の黒いものが循環ポンプです。黒いホースが各コンテナボックスに連結してあり、青いホースが循環ポンプに接続されて下段から上段に汲み上げます。
しばらくの間、動作させました。水漏れも無く、汲み上げた水が溢れることなく連結した次のコンテナボックスに流れて、最終的に排水口から下段に流れて循環することが出来ました。
循環させる水量はチョロチョロに調整してください。
汲み上げる水量が多いと排水が間に合わず溢れます。循環さえすれば苗は枯れません。
苗を置いた時の様子
トマトの苗を仮置きしました。今は小さな苗ですが恐ろしいほど大きく成長します。
以上、「【自作】結構、本格的な循環式の水耕栽培装置を作成する(作成編)」という記事でした。
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